逆に党員票で長妻氏がボロ負けしたら卒倒すると思う。なんかもう天に祈りたい気持ち。

桑田さんの謝罪「特定の団体や思想等に賛同、反対、あるいは貶めるなどといった意図は全くございません」→先日、所属事務所アミューズの前で極右が街宣抗議活動をやったことから、“早く謝罪しないと今年の全ツアー会場に押しかけられる”と思ったのだろうか…。あの謝罪文は誰に対するもの?国民全体?僕は国民だけど別に謝罪なんて必要ない。紫綬褒章をオークションごっこで茶化したのは確かにマズイけど、桑田さんの特有の“照れ隠し”と思ってた。 何より驚いたのは、抗議団体が特に問題にしなかったチョビ髭のことまで、自分の方から弁明したこと。あのチョビ髭はハゲカツラの代わりで反ヒトラーでも何でもないとのこと(安倍氏批判と受け取った僕の元旦の記事を取り下げます)。桑田さんには「私はアーティスト、作品の解釈は受け手が自由にして欲しい」と言って欲しかったな…。第一次安倍内閣の際、サザンがビートルズの名盤『アビーロード』を『アベーロード』として風刺。その中で、自民、民主、共産、公明すべてを取り上げ、曲のラストは「安倍」を16回も連呼した後、「♪永遠次年度(問題先送り)、トラブって」と歌い上げている(YouTube)。そしてこっちの曲では汚職大臣への皮肉。絶滅寸前のリベラルとしては、切実にこの桑田さんを求めてしまう。嗚呼、忌野清志郎さんの早すぎる死が辛い。 『子連れ狼』など漫画原作者小池一夫さんのツイートに共感→サザンオールスターズの桑田さンが謝罪した件について。一体、何について謝る事があるというのか。芸能人が、ポリティカルな事を表現してはいけないとでもいうのか。僕が謝罪文で一番気になったのは、「全てのお客様にご満足いただき」の一文。全ての人を満足させる表現なンて存在しない。 桑田さんは過去に『音楽寅さん』で思いっきり政治風刺している上、年末ライブで客席に安倍氏がいるのに、替え歌で「解散なんてむちゃをいう」と言っている。それだけに、「政治利用」とまでリベラル側を非難する桑田さんに当惑した。強調するけど『音楽寅さん』で見せた桑田さんの勇気は鳥肌モノだった!イスラム国の人質事件、 菅官房長官は“72時間”の期限を23日午後2時50分と認識。今は交渉のために時間を稼ぐ必要が。「イスラム国と戦う周辺各国への2億ドル支援」を“一時保留”するべき。保留なら双方の顔が立つ。 それにしても、だ。安倍氏が「イスラム国と戦う周辺各国に2億ドルの支援」と言わずに、「難民救済のため難民を受け入れた周辺各国へ2億ドルの支援」と言えば全く印象が違っていた。政府は11月時点で後藤さんが人質になったことを把握していたという。ならば、人質の身が危険になるのを想定できたはず。なぜ安倍氏は「積極的に十字軍の仲間入りをした」と解釈されるような言い方をしたのか。イスラム国に人質にされた後藤健二さん(47)は、戦火で傷ついた子ども達や、弱い立場の人に寄り添って頑張ってきた。日本人があまりシリア情勢に関心を持たないなかで、懸命に難民支援を行っていた。ニュースでは後藤さんを知る誰もが彼をリスペクトしている。何としても救出したい。 誘拐犯がこだわっているのは、安倍氏が「イスラム国と戦う周辺各国」に支援する2億ドルの金。それに憤慨して、誘拐犯は同額を身代金として要求している。だが、身代金を渡すと新たな武器購入に使われ、テロ組織の強化に繋がる。また、日本政府の立場は、「中東への資金支援は人道援助だから止めるわけにはいかない、テロには屈さない」。これでは、明日、2人は死ぬ。 ならば、テロに屈せずに人道支援を行い、しかも人質解放の可能性がある唯一の方法は、表明済みの中東への3千億円支援の対象拡大。「イスラム国を含めて困難な立場にある民衆への“現物(テント、食料、衣服、医薬品等)”人道支援」にすれば、カネではなくモノなので完全非軍事だし、3千億の配分再調整で済む。イスラム国の支配地域には、戦闘でインフラが破壊されている町があり、支配勢力に関係なく支援が必要な人々がいる。これなら日本に貼られた“十字軍”のレッテルも消えるし、人道支援だから過激派に屈したわけじゃない。それ以外に方法が浮かばないし、あるなら教えて欲しい。 交渉が時間切れになりそうだったら、それを延長できるのは安倍氏だけだ。日頃から「国民の生命と財産を守るのが政治家の役目」とアピールしている安倍氏が、「大切な国民を人質に取るなら、この私を取れ」と身代わり宣言をすれば、処刑をとめることが出来る。その上で、安倍氏イスラム国の指導者アブバクル・バグダディに、人道援助の内容を直談判すれば、マジで心から尊敬する。そうなれば、安倍氏は間違いなく名宰相として歴史に名を残す。 第二次世界大戦後、アラブの国々は親日国ばかりだったし、ヒロシマナガサキの原爆被害を心から同情してくれた。僕は中東を訪れた際、旅人を大切にする文化がイスラムにあるため、一度も身の危険を感じたことはなかった…イラク戦争までは。小泉氏、安倍氏が首相になって、無批判にアメリカに追従することで、かつてなら考えられなかった日本人殺害予告まで出る事態に。なぜ、アラブに友人の多い日本が、その立場を使って独自の平和外交を中東でやらなかったのか。イスラム国による日本人人質事件、誘拐グループが指定したタイムリミットから一日が過ぎ、状況は緊張度が増している。22日の日記で「イスラム国も含めた医療品、食料など現物の人道支援」を提案したけど、同様のことをイスラム法学者中田考氏も訴えておられた。強い説得力を感じ、氏のメッセージを以下に要約。 →安倍首相は難民支援・人道支援を行っているということを強調していたが、そのための中東歴訪ならばシリア難民300万人うち半数以上(160万人)が逃れたトルコ訪問を最優先すべきであり、今回の訪問国からトルコが外れている時点で、難民支援をすると言っても通用しない。訪問国が全てイスラエル関係の国だけという選択をしている時点で、アメリカとイスラエルの手先であると当然認識される。人道・難民支援のために行っているとは理解されない、というのが中東を知る者の常識だ。 日本人の人質2人がいることは外務省も把握していたのに、わざわざ「イスラム国と戦う」ということを発言したのは非常に不用意であると言わざるを得ない。 私はイスラム教徒、イスラム学者として、同時に日本国民として受け入れられるギリギリの線で提言する。日本が行う人道援助はイスラム国も対象に加えるべきだ。赤新月社イスラム版国際赤十字)はイスラム国の支配下でも人道活動を続けている。イスラム国の要求している金額が日本政府の難民支援と同額のものであるならば、それを難民・人道支援に限るという条件を課したうえで、赤新月社を通じ、そしてトルコに仲介役になってもらって行う。これが一番合理的であって、どちらの側にも受け入れられるギリギリの選択と私は考える。日本ではあまり大きく報道されていないが、1月17日にイスラム国はイラクのヤジディー教徒を350人、無償で、人道目的で解放している。これもひとつのメッセージであると捉えるべきだと、私は考えている。最後に、イスラム国にいる私の古い友人たちにメッセージを伝えたい。私は日本政府にイスラム国が考えていることを説明し新たな提案を行いたいが、72時間というのはあまりに短すぎる時間だ。もう少し待っていただきたい。もし交渉が出来るなら、私自身、イスラム国に行く用意がある。日本人を釈放することが、イスラム、及びイスラム国のイメージを良くするし、日本にいる全てのムスリムもそのことを望んでいる。「非常時だから」首相を批判するなっていう意見は、戦前に「非常時だから」大政翼賛会を作って政府批判を封じたのと一緒。天皇陛下も臨席した阪神・淡路大震災20周年の追悼式典を欠席して国民の生命を軽視し、人質事件でも国民の生命を軽視し、やってることは軍事関連企業26社の幹部を引き連れて中東へ乗り込んでのバラまき外遊。「テロと戦う」と言いながら、各国首脳が集まったパリのデモには参加しなかった。支離滅裂。2013年の12月、差し迫った緊急事案がなかったのにネルソン・マンデラ元南ア大統領の葬儀に参列しなかった時に、「魂の自由を求めて権力と戦った人への安倍氏の評価はその程度なのか」と絶句したけど、なんでこんな価値観の人を日本人はいつまでもトップに据えているのか、残念でならない。民主党代表選、原発再稼働反対を明言したのは長妻氏だけ。集団的自衛権行使反対の明言も長妻氏だけ。岡田応援団には消費増税で裏切った野田氏がいる。細野氏は集団的自衛権容認の立場で右寄り。どう考えても長妻氏の一択。「第2自民党」なら不要。 今回の代表選の最大の意義は、民主党サポーター(一般党員)の気持ちが“票数”というカタチで、具体的に可視化されること。 リベラルの長妻氏にどれだけ票が集まるかで、民主党は国会議員だけが保守化しているのか、全国の党員も含めて丸ごと保守化しているのかが分かる。これは非常に重要な事。僕の希望としては、たとえ議員同士の投票で岡田、細野が勝利しても、一般党員の投票数は長妻氏がぶっちぎりで1位になり、民主党議員の目からウロコが落ち、リベラルの原点に立ち返ること。逆に党員票で長妻氏がボロ負けしたら卒倒すると思う…。なんかもう、天に祈りたい気持ち。