明治維新後、文明開化にともない、裸体で戦う相撲は野蛮ゆえ禁じようという動きがあったとのこと。

山谷氏は2012年、韓国側が「慰安婦」記念碑を設置した米東部を自ら訪問し、現地市長らに記念碑撤去を求めるなど、直接行動を起こしているゴリゴリの右派。そしてまた、山谷氏は霊感商法で問題になっている統一教会から選挙の応援を受ける密接な関係が指摘されている。2010年に民主党有田芳生議員が公開した統一教会の内部文書には「山谷先生、安倍先生なくして私たちの“み旨”は成就できません」とあった。“み旨”とは教祖の意思を現実にすること。山谷氏と安倍氏という2人の実名があがっていることに僕はブッ飛んだ。有田議員を普段から叩いているネット右翼も、この画像に関してはタブーなのかダンマリ。 山谷氏については、今月から秘密保護法が施行されることもあり、肩書きが国家公安委員長だけに他の右派議員とは比較にならぬほど危惧している。『翁長氏、辺野古ゲート前訪問 握手で激励』 沖縄県知事選挙で初当選を果たした前那覇市長の翁長雄志氏が11月19日に名護市辺野古の米軍キャンプ前を訪れ、新基地建設に抗議し座り込みを続ける人々を激励!知事選前、前知事が移転容認に転じたため、反対運動の陣営は巨大権力の前に明るい希望を持てないでいた。翁長新知事は座り込みの市民一人一人と笑顔で握手し、「ウチナー(沖縄)の思いを、そして本当の民主主義とは何なのかを、しっかり発信していく。基地問題の解決のため、先頭に立って頑張っていく」と決意を述べたとのこと。ヘリ基地反対協議会の代表いわく「今日、海上作業が始まりカヌー隊が抗議している。次期知事は日米政府との交渉、我々は現場で闘っていく。政治と大衆運動が一体となって頑張りたい」。座り込みの人は新知事に激励されて勇気が湧いたと思う。知事が味方なら心強い。安倍政権になってリベラル・サイドは良い話題がなかったのでホント嬉しい。日記で触れた最大右翼組織・日本会議の話題に追記。 今年10月、アジア太平洋経済協力会議(APEC)の際の日中首脳会談実現に向けて調整しているさなか、高市早苗総務相山谷えり子拉致問題担当相(国家公安委員長)、有村治子・女性活躍相の3閣僚が靖国神社の秋季例大祭で参拝した。内閣改造後、例大祭安倍内閣の閣僚が参拝したのは初めて。この3人は右翼の日本会議に所属し、男性議員も顔負けのタカ派。中にはカルト宗教やネオナチから人気がある議員もいる。どうすればこの3人の暴走を止められるのか…。日独の修好通商条約締結150周年を記念し、2011年に自民党執行部は「戦争への反省」に言及した「日独友好決議」案への賛成を決めていた。ところが高市氏は日独友好議連がまとめた原案に「(日独)両国は、侵略行為により、近隣諸国の人々に対して多大の損害と苦痛を与え」と書かれていることに反発。これに続いて他の日本会議メンバーも反対し、「侵略行為により」の文言は「戦争状態に入り」に変更された。それでもまだ衆院本会議では下村博文議員(日本会議)ら40人以上の自民議員が反対・退席を選び、参院に至っては決議案の提出自体が見送られた。この件について日本会議事務総局は、「大災害(震災)の対応に全力を尽くすべきこの時期に、日独両国の歴史を断罪する国会決議の強行に断固反対します」「『友好増進』に名を借りて日独両国を『侵略国』として再定義することが隠されたねらい」と声明を出した。特筆したいのは一方のドイツの対応。ドイツ連邦議会が同年に可決した「独日外交関係樹立150周年決議」には、「ドイツと日本はそれぞれ侵略と征服のための戦争を遂行し、戦場となった近隣諸国の人々に甚だしい惨禍をもたらした」と明記されている。ほんと、国際社会に対して恥じ入る。反省できない国とできる国の差が、このような違いとなって表面化するとは。 高市氏がナチス・ドイツを崇拝する団体「国家社会主義日本労働者党」の代表・山田一成氏(52)と一緒に写真に納まったのは、この決議案騒動の直後。カギ十字を掲げるネオナチ山田代表のポリシーは「日本民族の優秀性を確認し血の純血を保持」「ホロコーストユダヤ人大虐殺)はつくり話」。高市氏とツーショットを撮った日に、安倍氏の側近・稲田朋美議員と、秘密保護法強行可決の旗振り役だった西田昌司参院議員とも記念写真を撮っている。発覚後、高市、稲田、西田の3氏とも「付き合いは全くない、何をしている人物か知らなかった」と弁明したが、問題はどうして722人以上もいる国会議員の中で、ネオナチ山田代表から「この3人と撮りたい」と思われたかだ。なぜ他の719人ではなく、この3人なのか。ネオナチに好まれる言動を3人が行っているからであり、現に山田代表は嬉々として記念写真をHPにアップしている。マスコミはそこを追及すべきなのに問題を掘り下げない。吉田徹・北海道大准教授(欧州比較政治学)いわく「ドイツではナチスを肯定する言説だけで罪になり、フランスでは歴史修正主義を公に発言すると法に抵触する。ナチスの思想信条を是とするような人と写真を撮る現役の政治家はいない」。 高市氏は震災関連死3000人以上にもかかわらず「原発事故で死んだ人間はいない」と言い放ち、発言を撤回・謝罪したが、問われたのは言葉ではなく、弱者の視点になれない政治家としての資質。高市氏は現在、総務大臣総務省は電波を抑えておりテレビ局は頭が上がらない存在。テレビ局は顔色を伺ってヌルい報道ばかりやっているのか。昨年の参院選で“日本会議推薦候補”として当選。夫婦別姓に反対、妊娠中絶に反対、女性宮家の創設に反対、そして女性の社会進出を否定する日本会議系の「日本女性の会」の副会長をつとめ、“子どもを産んだら傍で育てないと発達障害になるから、共働きをせず家にいろ”と強要するトンデモ理論「親学」を推進する親学議員連盟にも所属。国会では「有村大臣はエッセーに『共働きの両親の子供は数十年後におかしくなる』と書いている」と追及された(有村氏は否定)。明らかに育児中の女性の社会進出に否定的な立場なのに、女性活躍大臣とはこれいかに。20代や30代で早逝した詩人や芸術家、あるいは武人などの墓前に立つことが多い。信長の時代は“人間五十年”であり、世が世ならあと3年しか生きられない。普通に生きていたら、日々の生活があるため死のことはあまり考えないと思うけど、仕事(ライフワーク)で毎日墓について書いたり調べたりしているので、常に心の一部で死を認識しながら生きている。年相応にだんだん体のあちこちにガタが来始め、記憶力もどんどん劣化しているけど、心臓はまだ動いている。史上最多優勝タイ、白鵬の涙 本日、九州場所白鵬鶴竜を破って優勝し、自身が目標としてきた大鵬の史上最多優勝回・32回と並んだ。白鵬の父親はモンゴル初の五輪メダリスト(レスリング)で国民的英雄。白鵬は「どうしても相撲がやりたい」と15歳で来日したものの、当時は小柄で62kgしかなく、どの相撲部屋からも“将来性がない”と入門を断られた。モンゴルに帰国することになり「帰りたくない」と泣く白鵬を哀れんだモンゴル出身の旭鷲山が動き、帰国前日に弱小部屋の宮城野部屋への入門が決まった。以降、憧れの大横綱大鵬の“鵬”と色白の白で“白鵬”の名前をもらい、稽古を稽古を重ねて平成の大横綱となった。現在は192cm、158kg。優勝32回の大記録はケガをしない体を作ってきたからで、それもまた練習のたまものだ。今日の表彰式で白鵬は感極まり、唇を振るわせながら落涙していた。最強力士の涙は見ていて胸を熱くするものがあり、当初は言葉が分からず、横綱になっても日本人は日本の力士(稀勢の里等)を応援するというなかで、努力が報われたことを噛みしめているように見えた。「この国の魂と相撲の神様が認めてくれたお陰で、この結果があると思います」。 ところで白鵬が優勝インタビューで「明治時代の初期、大久保利通という武士と明治天皇が長く続いた伝統文化(相撲)を守ってくれたそうです。その中で天皇陛下に感謝したいと思います」と言い、何のことがわからず調べてみた。ブログによると、明治維新後、文明開化にともない、裸体で戦う相撲は野蛮ゆえ禁じようという動きがあったとのこと。「裸体禁止令」が布告され、力士が裸体になると罰金・鞭打ちとなり、「断髪令」も出された。その際、大久保利通が「相撲だけは髷を残したい」と明治天皇に願い出て、天皇が許可したことで力士は諸令から例外扱いになったという。いやはや、日本人の僕でもこの話は知らなかった。勉強になった。