信長を裏切った荒木村重役の田中哲司さん、土牢の中で朽ち果てていく官兵衛を演じる岡田准一さんは、ここのとこずっと見応えのある心理劇を展開。

揖斐郡池田恒興は信長と乳兄弟で森長可の義父。小牧・長久手の戦いで討死にした嫡男・元助の墓も。揖斐川町春日局の誕生地。ネットで生誕碑の存在を知ったが正確な場所は分からず、まずは同町の歴史民俗資料館へ。早朝で閉まってるのは分かってたけど、外に付近案内図があると思った。だが、案内図はなし。散歩中の地元の人も知らなかったため、警察署へ。お巡りさんが3人がかりで地図を調べてくれ、僕のアイフォンに入ってるマップに印をつけてくれた。なるほど、これならお巡りさんにとっても口頭で説明するより効率的。時代の流れを感じた!春日局の父で明智光秀配下の義将として知られる斎藤利三の墓。この墓所探しが地獄だった!アイフォンに入ってるアップル地図は、「斉藤一族の墓」の公式登録地点が間違っていた!「なぜ見つからない!」「おかしい!」、地図通りにやって来たのに、いくら探しても墓所がない。山中で人もいないし聞くに聞けない。S氏と「スタンド攻撃を受けているようだ」と目まい。最終的には、警察署で“念のために”と写メさせてもらった地図と、アップル地図が異なっていることを発見し、ようやく墓所にたどり着いた。アップル地図がトラップだったとは。将来、S・ジョブズの墓参をする時に今回の一件を吠えたい。谷汲山(たにぐみさん)華厳寺揖斐川町。西国巡礼の第三十三番札所、結願の霊場として有名。798年創建、天台宗の古刹。真っ暗闇を手探りで進む戒壇廻りを体験。参道で“わらじ”を購入。いつか、わらじで東海道五十三次を踏破したいもの。 ・10:40 南宮大社垂井町。美濃一の宮。鉱山や金属業の総本山。関ヶ原合戦で燃えたが家光が再建。静岡駅前のネットカフェを5時45分に出発。6時過ぎのこだまの始発に乗って、名古屋に7時10分に到着。名古屋在住のサイト読者S氏が既に駅前ロータリーにて車中に待機しており、握手をかわしすぐに墓巡礼に出発した。S氏は過去にオフ会や高野山の巡歴企画に参加経験あり。20代後半の好青年。イメージは文化系の古代ローマ人。 以下、我々2人の2日間の探訪先を時間入りで記入。土地勘のある人は、この行程がいかに強行軍だったか分かると思う。初日は、名古屋からいったん南下して西尾まで行った後、一気に北上して岐阜市、そこから西進して大垣へ至った。岐阜市。標高329mの金華山・山頂にあり、途中までロープウェーで登る。天守閣から、はるか彼方まで見渡せた。とんでもない場所に城を築いたものとビックリ。斎藤道三の居城“稲葉山城”を信長が岐阜城に名称変更。さっそく市内の史跡探訪や墓巡礼を開始。訪問先は以下の通り。 ・霊泉寺/穴山梅雪墓…清水区興津。武田二十四将の1人。母は信玄の姉。妻は信玄の娘。川中島の戦いで信玄本陣を守る。境内が広くて墓がなかなか見つからず、住職も不在。30分ほどで見つかったけど、斜面の高低差もあり2時間くらいかかった感じ。墓前に酒用のアイスペールと徳利があり、「酒が好きだったのか」とK氏のテンションが一気にあがる。 ・龍華寺/高山樗牛(ちょぎゅう)墓…樗牛は静岡出身ではないけど、この寺から見えた富士山の雄大さに感動して、遺言でここを墓所に選んだそうだ。享年32(肺結核)。墓所には樗牛の銅像があり視線の先に富士山がそびえる。同寺は東海屈指の名園で知られ、巨大蘇鉄(そてつ)や江戸時代からの日本最古のサボテンがある(根元は樹木化。かなりの迫力)。本堂のカラフルな襖絵が素晴らしい。 ・草薙神社…当地でヤマトタケル三種の神器のひとつ、草薙の剣を使い危機を脱した。境内にJAXAもビックリの超大型打ち上げ花火がある。 ・沓谷霊園/大杉栄墓…大杉は大正期の社会運動家日露戦争に反対するなど政府に従わず弾圧を受ける。関東大震災の混乱の中、憲兵大尉甘粕正彦らに虐殺された悲劇のアナーキスト。享年38。大杉の墓が静岡にあることはあまり知られていない。3度目の墓参。 ・臨済寺/太原雪斎今川氏輝墓…葵区の巨大寺。名僧&名軍師の太原雪斎は今川氏をサポートして最盛期を築き上げた。同じ寺に眠る今川氏輝桶狭間に散った今川義元の兄。 ・瑞龍寺/旭姫墓…旭姫は秀吉の異父妹。44歳で家康45歳に嫁ぐ(共に再婚)。秀吉が政略結婚のため無理やり妹を離別させて家康に嫁がせたことから、旭姫の元夫は秀吉に抗議の切腹。旭姫の墓は家康が京都・東福寺から改葬した。 ・静岡浅間神社…家康が14歳で元服した神社。 ・静岡市文化財資料館…家康が関ヶ原の戦いで使用した軍配など、徳川家や山田長政に関する展示品あり。家康の真筆の書状に感動。15時半にオフ会の会場に入り、配付資料のコピーなどトークライブの準備。JBLの大型スピーカーで聴くバッハのシャコンヌは最高。19時半にトークライブがスタートし22時半に終了。参加者は14名。平日の夜であり、東京・大阪ではないため、正直、参加者一桁も覚悟していた。それだけに、名古屋や神奈川から来てくれた人もいて感謝。トークライブ後、1時半まで3時間、みんなで色んなテーマを話し合った。この生きにくい社会をどう生きていくか、そんなことも。ある人が“悩み事に捕らわれすぎないよう”という流れで「5年前の悩みを思い出せますか」と言ったのが印象に残った。5年前だって大きな悩みを持っていたはずなんだけど、あらためて問われると思い出せない。ちょっとラクになった。他にメモったのは「ルイ・アームストロングのトランペットは、歌と同じくらいメッセージが伝わってくる」「桂米朝の落語は、他の人が同じネタをやってもあそこまで面白くならない。米朝の話芸だから別次元になる」等々。ロシアまで墓巡礼に行ったという参加者がいて、行程の大変さが分かっているだけに即握手。これまで大きな作画崩壊もなく、期待以上の完成度がキープされて嬉しい。第6話のダークブルームーン戦はタバコ規制を黒塗りで強行突破。オインゴ戦のこともあるしカットする訳にはいかないもんね。DVDでは規制解除になるだろう。野太い声の「おにいちゃん」連呼とか、アニメで声が入ると、原作では意識しなかった部分で笑ったり色々発見。そして!ED画面で例の少女に「アン」という名前が付いたことにビックリ。荒木先生がアニメ化にあたって考えたのかな?こういう部分でも今後の楽しみが増えた。第7話のストレングス戦は、相手にセリフがないため盛り上げ方が難しいと思ってたけど、ホラータッチの演出でうまく引っ張った。スタンド戦の色変化で緑色の猿になってしまったのだけ、ちょっと違和感。何の動物か分からなくなった。色変化は難しいね。第8話のエボニーデビル戦、敵の下品な雄叫びが部屋に轟き笑った。アニメで「○○噛み切ってやる」なんてセリフを言ったのは最初で最後では。チャリオッツはカッコいいね。オリジナルシーンもグッジョブというか、ポルナレフが警察で尋問されるシーンを入れることで、この後のラバーソール戦の時にポルナレフがいない理由になっていた。スタンド戦の本格的な駆け引きが始まる前の序盤でこの面白さ。これからどんどん出てくる個性的な敵キャラとの絡みがホント楽しみ!スウェーデン王立バレエ団の第1ソリストとして活躍している大阪出身の木田真理子さん(30)が、世界的に権威のあるロシアのバレエ賞「ブノワ賞」を日本人として初めて受賞!日本人の名前が時々あがるローザンヌ国際バレエは新人の登竜門だけど、ブノワ賞は一年間に最も活躍したダンサーや振り付け師らを選ぶバレエ賞。受賞理由は「新たな試みとして『ジュリエットとロミオ』(ロミオとジュリエットの新解釈)に取り組んだことに加え、木田さんの踊りはほかの候補と比べ技術的にも芸術的にも群を抜いてすばらしかった」とのこと。NHK教育で『ジュリエットとロミオ』をノーカットでオンエアして欲しい!俳優の上川隆也さんといえば、大河『功名が辻』で主人公の山内一豊役を好演し、その後も『龍馬伝』で中岡慎太郎役(龍馬の同志)、『平清盛』で平盛国役(清盛の側近)で、人物の深みを感じさせる名演で視聴者を魅了した素晴らしい役者さん。その上川さんが民放のバラエティー番組でアニメ『ザンボット3』の魅力を“吠えた”というから驚いた。富野監督の『ザンボット3』は子ども向けとは思えないハードなストーリー。僕の世代のアニメファンなら人間爆弾や最終回のトラウマで忘れられない作品だけど、一般的には知名度が高いとはいえない。それをお茶の間に向けてプレゼンするとは!「ヒーローがヒーローでいられない物語」「最後にそれまでのストーリーが全部ぐ~んって、ひっくり返る瞬間があるんです!」と解説したとのこと。上川さんの生年を調べたら1965年。僕と2年しか変わらない。一気に親近感が湧いた。しかもウィキを見たら、好きなアニメが『伝説巨神イデオン』『未来少年コナン』。ストライクすぎる!いつか実際にお話する機会があればいいなぁ。※『ザンボット3』はエンディング曲(1分)が良い。昨夜の大河ドラマ軍師官兵衛(21)松寿丸の命』、官兵衛の父役を演じる柴田恭兵さんの神演技に圧倒された!絶体絶命の窮地に追い込まれた息子や孫を思いやる表情&涙声は、俳優が演技をしていることを忘れさせた。中谷美紀さんの演技力は定評があるけど、昨夜の演技は感情の振り幅がハンパなく、ただただ見入った。信長を裏切った荒木村重役の田中哲司さん、土牢の中で朽ち果てていく官兵衛を演じる岡田准一さんは、ここのとこずっと見応えのある心理劇を展開。つくづく、俳優さんたちの感情表現の上手さに感嘆!それなのに、視聴率がなかなか伸びない。12~15%が定位置に。う~ん、もったいない!昨夜の第21話は番組最後の紀行コーナーまで神回なので、未見の方は是非土曜日お昼の再放送をご覧頂きたいデス!中国では立て続けに大きなテロが起きている。一般市民を無差別に襲撃しており、完全に一線を超えてしまった。今日のウォール・ストリート・ジャーナルの社説(『中国政府はウイグル族の文化と自治の要求に敬意を』)にマジ賛成。ほんと、このまま傲慢な政策を続けていくと、北京、上海、あらゆる場所で取り返しのつかない悲劇が起きる。『TPP交渉、著作権保護期間 70年で合意へ』。これは作品にとって幸福なことなのか?著作権フリーになれば、それまでとは比較にならないほど多くの人が作品を楽しめることができるのに。レコードや文庫本、映画のフィルムは、鑑賞者がいなくても物理的には存在できるけど、誰かがそれを味わったときに魂から魂のリレーがあり、作者は受け手の心の中で生き続けることが出来る。著作権の保護期間について、TPP交渉参加12ヶ国のうち、日本やカナダなど6ヶ国は作者の死後50年としており、米国など5ヶ国は70年、メキシコは100年と定めている。僕は50年でさえ長いと思っているので、70年なんて残念過ぎる。親が子に残すものは、生前に貯金したお金や不動産で充分。作品自体は作者の死後10年ほどで、貧しい人でも鑑賞できるよう著作権フリーにして欲しい。人類全体に作品を解放して欲しい。これだけでもTPPに加盟して欲しくないよ。2014.56