ジェームズ・ウェッブはどちらの役にも立たない純科学プロジェクト。人類の好奇心とロマンのために打ち上げられており、そこがまた良い。

ハッブル宇宙望遠鏡の後継機として新しく打ち上げられた「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡」が初期宇宙の鮮やかな輝きを届けてくれた!初撮影されたフルカラーの写真は、数十億年かけて届いた銀河団の光をかつてない深度で捉えた。 左下の画像は約46億光年離れた「SMACS 0723」銀河団を写したもの。ビッグバン(138億年前)から6億年後に存在していた銀河の様子。この先、ビッグバンからわずか数億年後に起きた出来事を観測し、宇宙で最初に輝き出した「ファース ト・スター(初代星)」を捉えるつもりという。すごい。 ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡にかかった費用は1兆円以上。アメリカ、ヨーロッパ、カナダが協力して実現に漕ぎつけた。ハッブルは地上600kmの人工衛星だけれど、ジェームズ・ウェッブは地球から150万km(月までの距離の4倍も遠い宇宙) にある一種の人工惑星だ。鏡の直径は6.5m、ハッブルの7倍の集光力と100倍の感度を誇るという。 宇宙関係の予算は「安全保障」と「産業利用」のニーズにこたえる研究が重視されがちだけど、ジェームズ・ウェッブはどちらの役にも立たない純科学プロジェクト。人類の好奇心とロマンのために打ち上げられており、そこがまた良い。宇宙の一番星を見られる日が来ますように!安倍元総理が銃撃された事件をうけ、先日統一教会の代表が記者会見した。その内容が「実態を誤魔化している」と、統一教会による霊感商法被害者の救済を目的に活動している「全国霊感商法対策弁護士連絡会」が記者会見を行った。 【統一協会・被害対策弁護士の会見まとめ】 ・統一教会は韓国のカルト宗教で「韓国は救世主の国、日本は悪魔の国」という思想で、信者を洗脳させて全財産を教会へ寄付させている ・統一教会は日本人女性を洗脳し、貧しい韓国人男性と強制的に結婚させて韓国の血の入った子を産ませることで、「日本の穢れた血を浄化」しようと考えている ・統一教会の教祖は岸信介首相(安倍氏の祖父)と盟友であり、1950年代から日本の政界と協力していた ・1990年代の時点で、日本の国会議員のうち100人以上 (1人の議員に7人。その多くは自民党) の秘書は統一教会の信者であり、議員たちの活動は統一教会へ報告され、指示を受けていた ・安倍政権になってから、国会議員が統一教会の行事へ公然と参加するようになった。さらに統一教会と関わる議員が出世しやすくなり、自民党議員たちは安倍の寵愛を受けるためにこぞって統一教会との関わりを深めていった ・岸信介安倍晋三の2人が居なければ日本でここまで統一協会の被害は大きくなっていない ・統一教会の集会に政治家がメッセージを送るのは(お墨付きを与えるから)辞めろと抗議文を何度も出したが受け取り拒否で返ってきた ・統一協会の問題になると「○○は信者じゃない」って言い出す人がいる。講演会に出て機関紙に登場したりすることを問題視してるのであって信者かどうかを問うてる訳ではない(会見で「合同結婚式」の実態について証言した二世信者 Aさん) 「信者二世の私は統一教会の教えを受け入れることが親孝行になると勘違いをし、母の言われる通り(教団の)ビデオセンターに通って、そこから洗脳が始まりました。そして21歳のとき、1995年です。36万組の合同結婚式を受けることになりました。教会からは、どんな国の人であっても断ってはいけない。そして、どんなに学歴がなくても断ってはいけない。経済的に難しい事情がある相手だとしても、断ってはいけません。全てを神に預けて断っては決していけませんと誓わされました。 合同結婚式の相手は2歳年下、19歳の韓国人した。その人は、家もなく、職もなく、親もない。学歴は中学中退という人でした。住むところがなかったので、教会に転がり込んできた男性でした。彼は、気に入らないことがあると私のことを殴る人でした。私はそのことがとてもつらくて、教会のアベル、いわゆる教会長であるとか、上の者に相談をしました。すると、それは彼にサタンがとりついているからだと言われました。あなたの信仰が足りないからだとも言われました。避妊をしてはいけないと言われていたので自然と子供ができ、この暴力がいつか娘に向かうのではないかと恐れを抱くようになりました。私はこのことを、母に相談をしたのですが、母は絶対に離婚しては駄目だと言いました。それは祝福家庭、いわゆる合同結婚式を受けた家庭が壊れることは、サタンが一番喜ぶことだからだと言ったんですね。最終的には母親の前で暴力を振るう彼を、母が目の当たりにして、やっとイエスと言ってくれたという状況でした。 離婚はできたんですが、母はとても悲しみました。統一教会では「夫婦でなければ天国に行けない」と言われていたからなんです。私がこの祝福結婚を壊してしまったことによって、娘は天国に行けないんだと、とても悲しんでいました。またそんな母を見て、私もとても罪悪感が生まれましたし、私は天国に行けないんだなという思いを抱くようになりました。そんなときに、再祝福(再婚)を受けないかと言われました。私は再祝福を申請し140万円の献金を要求されました。でも、韓国人が合同結婚式を受けるには14万円でいいんです。140万円という大金、これがいわゆる教祖が言う「韓国のうら若き乙女を従軍慰安婦として蹂躙した過去が日本人にはあるから、韓国の乞食と結婚させられても感謝しなければならない」という根本的なそういう教え、反日的な教えがあるからなんですね。だから日本人はそう大金を払わされて当たり前。大金を払わされて、感謝しろという言い方をよくしていました。 私は娘を連れて再祝福を受けたんですが、その相手も韓国人でした。その当時は教会長がマッチングするように変わっていたんですけど、その相手も学歴、職業、年齢すべて嘘でした。で、その人によって私は日本の(クレジット)カードを全部使われてしまい、夫によって自己破産をさせられるということになってしまいました。10年間を韓国で暮らし、教祖の死を境に洗脳が解けて、2013年に子供を連れて帰国したという状況です。 犯人(山上容疑者)のしたことに関しては、何一つ擁護することもないですし、正しいと思ってもいませんが、ただ、人生を統一教会によって破綻させられた身としては、理解できてしまうという苦しい心情があります。やったことに関しては、間違っていると思いますが、それだけ統一教会は人生を破壊します。統一教会に関わってきた人たち、また二世と呼ばれる人たちがどんなに苦しい思いでいるかということも私はよく理解できます。そこの思いがですね、正しい方向に報道されて、今まで放置されてきたこの問題が少しでも解決に向かう方向に進んでいってくれればいいなというふうに思っています」山上容疑者が命を奪った行為は決して許されない。一方で、事件直後に大手メディアは「犯人の母親は統一教会に億単位の献金をして破産。犯人は安倍氏統一教会が関係があると“思い込み”、逆恨みの犯行に及んだ」と、安倍さんは無関係との報道を連日連夜していた。そのイメージを持ったままの人は少なくない。「犯人が思い込みで撃っただけで実際には安倍さんと統一教会とはそんな関係無いんでしょ」というように。本来、新聞の見出しは「思い込んでの犯行か」じゃなく「岸信介元首相の頃から統一教会との繋がりが原因か」とすべきでした。以下に岸・安倍一族と統一教会の深い関係を整理。※予備知識 1954年 韓国で文鮮明統一教会を設立。「合同結婚式」を開催、教祖のインスピレーションに従って信者同士で結婚する。2004年時点で韓国人男性と結婚して韓国で暮らす日本人女性信者約7000人。 1959年 安倍氏の祖父・岸信介の自宅(東京)隣が統一教会の初期本部で、岸は立ち上げから関わっている。「岸が日本国内に招き入れた人物」というのは山上の「思い込み」ではない。 1968年 文鮮明岸信介らの協力を得て反共産主義政治団体国際勝共連合」を設立。多数の若い女性信者を“秘書”として国会議員につけていく。 1984年 文鮮明が脱税により米国で投獄。岸信介元総理はレーガン大統領に親書を送る。内容は〈文尊師は、現在不当にも拘禁されています。貴殿のご協力を得て、私は是が非でも、できる限り早く、彼が不当な拘禁から解放されるよう、お願い したいと思います〉〈彼の存在は、現在、そして将来にわたって、希少かつ貴重なものであり、自由と民主主義の維持にとって不可欠なものであります〉と釈放を懇願するもの。既に日本では霊感商法が問題化。