向日葵の咲かない夏。YouTubeのホンタメによく出てくる本なので読んでみた。妹のミカは人間でないのは最初から何となく気がついた。

途中で「みんなおかしい」と思ったけど、読了したら主人公が1番狂ってた。あらゆる虐待が出てきて、どれにも公式な罰は下らないのですが、現実にも沢山見逃されているしなと虐待サバイバーとして思います(どれも読んでてきつくはあるけど)。一方で、終盤の「僕はみんなと変わらない」にひやっとさせられる。記憶が捻じ曲がって話が食い違うことなんて現にいくらでもある。 冒頭、ミチオはまだ物語の中にいる。じゃあ「また壊れてしまう」の1回目はいつ?物語が破綻すること?…と読み返して深読みしてしまう作品でした。とても面白かったけれど、狂気が過ぎるのでスッキリした読後感ではなかったです。けれど、現実と妄想の間でモヤモヤとしながら、ひんやりと恐怖が残るこの感じは嫌いじゃない。評価が分かれるというのはこういうことだろうな…。 どこまでがミチオの物語なのかあやふやなので、少し無理があるような場面もあるけれど、これもこの物語の魅力なのかな。 最初から最後まで、文章にしかできない表現が巧妙に散りばめられていてとても好きです。私はひとつずつ引っかかって騙されました(笑) 何度読み返しても、その度に面白い作品かと思います。ちょっと現実離れしたオカルトかと思いきや、ミステリと独特の世界観に引き込まれ、一日で一気読み💨伏線が繋がってゆく過程の予想を遥かに裏切るどんでん返し‼️真夏の白昼夢にも似た不思議な感覚を覚えた。全ては現実でありながら、自分の抱いた妄想もまた現実となり得る。違和感はいつしか理解に変貌していくのを実感した。これはスゴイ斬新で、小説の新たな力を思い知った。ミチオと妹のミカの正体には驚愕を禁じ得なかった。母親の理不尽な対応も最終的には理解出来た。そう来たかーという設定あり。主人公同様、私も誰が犯人なんだろうって振り回されてしまった。物事をひとまとめにせず、あえて要素ごとに分解してみるって大切なのかも、と思った。この方が書いた「カラスの親指」という本が面白かったので、Kindle Unlimitedで読みましたが、かなり疑問が残るお話でした。 先生はおとがめなし?9歳の男の子の話し方と知能?百葉箱に人入る? おじいさんが現場を細工したのになにも残ってない? などなど。 そしてかなり気持ちの悪い話。でも結局気になって最後まで一気読みしてしまいましたが、真相がわかってもあまりおぉぉとならない、お話でした。ミステリー要素も楽しんだし、サイコ(と言うより最早ホラー?)な部分も楽しんだ。 ミカは年齢の割に口が達者なので、まあおそらくそうだろうと思いつつも母親の行動が解せなかったのだが、母も世界を作ってたか…。 読み終えて、怖っ…と思ったあと、冒頭に帰るとゾクゾクが止まらない。モヤモヤしたまま読み続け、とうとう最後までモヤモヤのまま終わってしまった。途中の展開は面白いところもあった。岩村先生かと思わせて、次は泰造が怪しいと思わせ、でもS君の言ってる事もコロコロ変わる。で?で?最後はどうなるのか?と思ったが…。ミカが人間ではないことは早めに分かったが、ミチオはどうなのか、両親は?読み手に委ねられ形なのかな。 トータルで面白いとは言えないが、面白くないとも言えない。好き嫌いが分かれる作品。個人的には好みでなく嫌悪感が拭えないのでとにかく読了だけを目指した。ミカは三歳なのにやたら大人びて頭脳明晰ですべすべのお腹という導入部から怪しい。お母さんはミカに執着して心を病んでいる、岩村先生は男児ポルノ趣味、S君は死んでクモに生まれ変わる、トコお婆さんは実は猫、泰造は死体が生き返る恐怖から逃れるために死体の足を折る性癖がある、S君を自殺に追い込んだのはミチオでその理由は演劇会に出たくないから。最後人に生まれ変わったのはミチオなんだろう。ミチオの世界観が異様過ぎて読むのに抵抗あり叙述トリックものは好きだけど、これは自分には合わなかった。主人公をはじめ、先生、S君、泰造など登場人物が怖いし気持ち悪い。ひと夏のファンタジーではなく、全て主人公の妄想だったんだという伏線回収での驚きより、そちらが勝ってしまった。評価が分かれる作品といわれていることに納得。こちらでよく見かけていて、気になっていた本。夏なので読みました。気持ち悪いけど面白くて、中盤くらいから一気読みしたが、真相の所がグダグダしてる感じがして、ラストの方が疲れてきた。真相が何だかな…、と若干思った。ファンタジー?どこまでが現実かわからなかった。ミチオ、Sという名前にも何かあるかなと思ったけどね10年ぶりの再読。当時の私には受け入れられず、ただただ気持ち悪い小説だった。この作者無理!と思ったけど、最近道尾さんの他の作品を読むようになって、いけるかもと思ったので夏に読んでみた。内容はかなり覚えていたので驚くことはなかったけど、こんなにおもしろかったとは。ミチオはS君と話しながら探偵っぽい行動をしていたのは、続くシナリオを考える時間稼ぎだったのかな。全部読んだ後に冒頭部分を思い出し、大人になったミチオがあのままだったことが一番のホラーだと感じた。ミカが人間でない事は序盤からわかった。 S君は自殺(ミチオがお願いした)で、泰造は殺して、家族も火事で死なせてしまった。一番狂っていたのはミチオだった。 それにしても、S君は何で名前がないのだろう。