「ストリートファイター」シリーズは、1987年の初登場以来、格闘ゲームの代表格として君臨してきました。2024年には最新作である「ストリートファイター6」がリリースされ、ファンたちはその進化と新たな体験を楽しんでいます。ところで、ゲーミングPCでこの新作を快適にプレイするために、メモリはどれくらい必要なのでしょうか?今回は、メモリ32GBが本当に必要かどうかについて詳しく見ていきます。
ゲームのシステム要件とメモリの役割
まず、「ストリートファイター6」の公式システム要件を確認しましょう。公式には以下のような推奨スペックが示されています:
- OS: Windows 10 (64-bit)
- プロセッサ: Intel Core i7-8700 または AMD Ryzen 5 3600
- メモリ: 16GB
- グラフィックス: NVIDIA GeForce GTX 1060 または AMD Radeon RX 580
- ストレージ: 50GB以上の空き容量
公式推奨スペックにおいて、メモリは16GBとされています。これは多くの最新ゲームと同様の標準的な要求です。では、なぜ32GBのメモリを検討するのでしょうか?
高いメモリ容量のメリット
メモリが多いことにはいくつかの利点があります。
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マルチタスクの向上: ゲーマーはしばしば、ゲームをプレイしながら他のアプリケーションも同時に動かします。例えば、ゲーム中にディスコードでチャットをしたり、ブラウザを開いて攻略情報を調べたり、OBSでストリーミングをしたりすることがあります。16GBのメモリでもこれらのタスクは可能ですが、32GBあればさらにスムーズに行うことができます。
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将来のゲームに対する備え: ゲームのグラフィックスやAI技術が進化するにつれ、システム要件も上がる傾向があります。32GBのメモリを搭載しておくことで、将来の高負荷ゲームにも対応できる可能性が高まります。
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キャッシュやメモリリークの影響緩和: 一部のゲームやアプリケーションは長時間の使用でメモリリークを引き起こすことがあります。また、ゲーム内でのキャッシュデータの一時保存が多くなると、メモリ使用量が増加します。大容量メモリがあれば、これらの問題に対処しやすくなります。
32GBメモリのデメリット
一方で、32GBのメモリを搭載することにはデメリットも存在します。
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コスト増: メモリ容量が増えると、その分コストも増加します。特に高性能なゲーミングPCを構築する際には、メモリだけでなく他のパーツ(CPU、GPU、ストレージなど)にも費用を割り当てる必要があるため、予算内でバランスを取ることが重要です。
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過剰投資の可能性: 現状では、多くのゲームが16GBのメモリで十分に動作します。32GBのメモリを搭載しても、日常的なゲーミングでその全てを活用するシーンは少ないかもしれません。これは特に、メモリ容量をフルに使わないゲームを中心にプレイする場合に当てはまります。
実際のプレイ体験から見るメモリの必要性
では、「ストリートファイター6」を実際にプレイする際のメモリ使用量はどの程度なのでしょうか?実際のプレイ体験を元に検討してみましょう。
プレイ中のタスクマネージャーのメモリ使用率を確認すると、「ストリートファイター6」自体のメモリ消費は約8GB前後です。これに加えて、Windowsやその他のバックグラウンドアプリケーションが約3〜4GBを使用します。つまり、合計で12GB程度のメモリが使用される計算になります。これに余裕を持たせると、16GBのメモリで十分に動作することが分かります。
しかし、同時にディスコード、ブラウザ、OBSなどを使用する場合、メモリ使用量はさらに増加します。このようなマルチタスク環境では、16GBではやや窮屈に感じるかもしれません。そのため、32GBのメモリを搭載することで、全てのアプリケーションをスムーズに動作させることが可能になります。
結論:32GBは必要か?
結論として、「ストリートファイター6」を快適にプレイするために32GBのメモリが必要かどうかは、個々の使用状況によります。純粋にゲームプレイだけを考えるならば、16GBのメモリで十分です。しかし、ゲームプレイ中に多くの他のアプリケーションを同時に使用する場合や、将来的なアップグレードを見据える場合には、32GBのメモリを搭載することが賢明です。
ゲーミングPCの構築やアップグレードを検討する際には、自身の使用パターンをよく考え、必要なメモリ容量を決定することが重要です。予算と相談しながら、自分に最適なPC環境を整え、「ストリートファイター6」の世界を存分に楽しんでください。
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