マスカレード・ゲーム。 いつもの東野圭吾さんの作品に比べるとひねりが少なかったような気がする。 ただラスト付近で

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集英社書下ろし。マスカレードシリーズ4弾で総決算?。再び《コルテシア東京》を舞台に、新田浩介警部(捜1係長)とコルテシアロサンゼルス勤務から急遽呼び戻された山岸尚美。強引な捜査で新田と対立する女性警部・梓真尋(捜1係長)①3件連続殺人事件。全て被害者は前科あり、直接間接に人が死亡している②起因となる事件の遺族の行確、箱崎のコルテシア東京に続々集合、ファントムの会の謎②作中には偽名や改名、HNなどの表示があり惑わされる③事件の被害は被害者のみならず、残さ⒮れた遺族をも長い間苦しめる④新田のリスタートに期待。序盤で今回は山岸は出て来ないのかなと思った。過去のシリーズとは少し違い、ホテルマンとしての業務が描かれる事は少なく、事件中心に回っていた。その辺りが物足りなく感じてしまったかな。自分なりの正義を持つ梓警部に終始翻弄されていた今回。綺麗に最後纏めてた様に見えるが、どの程度改める事が出来たのか?綺麗事だけでは捜査は行えないという部分は分かるのだが、本人が今後どう考えていくかが問題という部分は、今回の事件の根底にあるものと似ているのかも。シリーズは一応終わり?意外と梓警部と主役交代なんて事も有り得るのかも。滑らかな展開、ひとつひとつのシーンの華やかさと、高揚感。ミステリーを極上のエンターテイメントへ導く作者の力量は本当に素晴らしい。誠実と不誠実、愚かさと知性が交互に絡み合うマスカレードゲーム。解決の糸口すらつかめない3つの殺人事件。共通点はその殺害方法と、被害者はみな過去に人を死なせた者であることだった。捜査を進めると、その被害者たちを憎む過去の事件における遺族らが、ホテル・コルテシア東京に宿泊することが判明。警部となった新田浩介は、複雑な思いを抱えながら再び潜入捜査を開始する…。/①やはり圭吾は面白い。②被害者遺族の感情、罪と罰のアンバランス。③「反省しない被告人があまりも多いから」葉月の言葉。④「自分の罪と向き合ったかどうかが大事」神谷良美の言葉。⑤折しも七夕の今日、福岡の商業施設で面識のない女性を殺害したとして、殺人などの罪に問われている当時15歳の少年の裁判で被告人質問が行われ、少年は「更生していきたいと思っているか」との問いに「たぶんできないと思う」と述べた。また「この2年間で被害者や遺族のことを思い返すことはあったか」と問われると「一切考えなかった。謝罪ということがどういうことか分からない」と述べた。少年の更生への道、遥かに遠し4作目なのに内容が1番良かった!マスカレードシリーズ最高傑作は間違いないと思います。伏線もあるし犯人が意外。最後のどんでん返しが秀逸すぎる。5作目楽しみすぎる。仕事で疲れてふらふらと本屋に入って見つけて即買い。人は皆仮面をつけて生きている。今までは、ホテルで仮面をつける人達を描いていたけど、今作はホテルで仮面をとる人達、そして贖罪、被害者心理がテーマ。相変わらずの作者の緩急のあるタッチで一気読み。とてもおもしろかった。山岸も新田も成長しており、新しい登場人物の梓もフェミニズムあふれる今っぽさでばっちり。見事な伏線回収。パテックフィリップのおっさんは、どうでもよかったんですね「マスカレード」シリーズ第4弾。 理不尽な事件で大切な人を奪われ、犯人に対する刑罰がその罪に見合わなかった時。 被害者遺族が、やりきれない苦しみから解放されることはない。 だからといって、復讐のためにローテーション殺人? 次に狙われるのは誰? 最後まで真犯人や、その意図するところがわからず、一気に読まずにおれない面白さでした! それと同時に、罪と向き合い、償うということの難しさを考えさせられます。 ラストにはびっくり。 シリーズ完結なのかな?久し振りに東野圭吾らしい作品。犯罪に対する被害者遺族の想いにまで踏み込んだ、考えさせられる内容でありながら、先が気になってページを繰る手が止められない。新田刑事に新たなライバル?なかなか手強い女性刑事まで現れて、ロサンゼルスから急遽帰国した山岸尚美と共に作品を盛り上げる。でも、肝心の加害者の動機がちょっと非現実的な気もするかな。それよりなにより、新田刑事が刑事を辞めて、ホテルマンになっちゃったら、この作品の意味がないと思うのは私だけ?交換殺人だと思っていたのが二転三転と状況が変わっていく。さすが東野圭吾!読者の想像の先を行く。最後まで気の抜けない作品でした。ホテル・コルテシア東京から海外勤務となった山岸尚美と新田警部とのコンビがまた見れると楽しみにしてたのに中々山岸さんが出てこないのでヤキモキ。まさかの今回は梓警部とのコンビかと疑ってしまう。理不尽に殺害された被害者家族と殺人を犯しながらも軽い刑罰な加害者。全然反省しない人間もいるけれど今回の犯人の心境は複雑で悲しい。贖罪と言う重たいし考えるさせられるテーマでした。マスカレードシリーズ第4弾、まさか新田刑事が辞職するとは… ローテーション殺人はお話としてはわかりやすい筋書きだけど、言い出しっぺの新田が納得いっていない感じだったから多分違うんだろうとは思いながら読みましたが、真犯人はまさかだった。 その動機も、さすが東野圭吾という感じで罪と罰をこうやって償おうとする人がいるんだなぁと感じ入りました。 いやぁホントに面白かったです。 次作は梓刑事がホテルマン新田に絡んでいくのかなぁ、どんな形になるかはわからないけどこのシリーズが続くことを期待しています。マスカレードシリーズ4作目。ホテルものは古来、白黒映画の時代から題材にされてきました。日本では石ノ森章太郎の漫画「ホテル」がテッパンですが、小説ではこのシリーズがピカイチでは。「仮面」をかぶった客たちが行き来する群像劇は、人間の持つ二面性を上手にあぶり出します。本作も、犯罪被害者の遺族たちの抱える痛切な思いと司法制度とのギャップに、最近流行りのネット社会の闇をからめて展開します。東野さんの圧倒的な筆力でぐんぐん読めました。新田がついに?ホテルマンになったので、また続編はあるのかなあまたしてもホテルマンに扮する新田刑事と、またしても危険な目に見舞われる尚美さんのバディが復活して嬉しかったです。完全にキムタクと長澤まさみさんに当てはめて読みました。実写化したら梓さんは誰だろう…?映画化してほしいなあ〜。 まさか新田さんがああなるとは!このシリーズはどうしても、木村さんと長澤さんが頭の中に出てきてしまう、それがどうも難点だがw内容は面白かったです。記憶が確かなら、最初の事件が交換殺人だったような気がするけど、、、ん?二番煎じか、、みたいな雰囲気もあったけど、、ま、、そうじゃないよね。なかなか深かった。被害者遺族と加害者の関係性って、いろんな作品に出てくるけど、、、被害者遺族が背負っていくものの意味ってね、、、難しいですね。それにしても最後、そうきたか。あらたなステージで続編も読めそうですね。梓さんの立ち位置がちょっとぼやけてたかな。待望のマスカレードシリーズ4作目。今回の場面はクリスマス、前作ナイトからの継続で山岸尚美がロスから帰国し祖母の形見の時計や禁句の「無理です」「とんでもないことでございます」が懐かしい。その他の登場人物では勝つためなら何でもやるルール無しの梓警部は山岸とは正反対でキャラが立ち続編もありそうだが、ヤメ検の三輪葉月が事の発端で受け入れ難い。裁判は罪の重さを賭けた検察と弁護側のゲーム、憎しみは人生にとってただの重たい荷物だけど降ろす方法は許すこと、が納得。まさかの新田の行く末がサブライズ、これで終結なのだろうか?