クジラアタマの王様。解説でも書かれてるけれど現実か夢なのかどっちかわからなくなるのは怖いけどすごい。

普通に生きていたら全く接点のないだろう3人が、ひょんな事から運命共同体(は言い過ぎかもしれませんが…)だったことが判明していく…。 さまざまな"トラブル"に見舞われ、リンクする二つの世界がどうなっていくのか、読んでいてワクワクが止まりませんでした。 作中では、新型鳥インフルパンデミック、議員が襲われる…といった事件が描かれており、図らずも本の世界と現実世界もリンクしているように感じた。(作品自体は2019年7月に出版されているので本当にたまたま) フィクションだけど、フィクションじゃないような作品でした一体、どんな感じに話がまとまるのか…まったく想像がつかなかった。ただ、読み進めるにつれ、後の展開に繋がるワードはちょいちょい出てきていたので、終盤の展開には納得。それにしても、新型コロナのパンデミックによる騒動前に上梓された作品でありながら、その騒動と作中の新型インフルエンザによる混乱が符号していて驚くばかり。夢の中で別の人物?分身?が戦う、という設定に勝手に『ネシャン・サーガ』を思い出した。夢の中の勝負の勝敗が現実に影響するというところが面白い。一癖も二癖もありそうなキャラたちも健在で、優しいようで意外と食えない池野内さん、頼もしい栩木さんと元池野内夫人が好きだった。挿絵の絵柄も雰囲気があって好き。アニメで見てみたい。パンデミックに関しては、これがコロナ前に書かれたということにまず驚き、こうなったらよかったなあと思うところも。一体現実はどちらか?……今のコロナも長い夢ならいいのになあ。さすが伊坂さん。伊坂さんらしさがあって面白かった。文庫化されたの知らずに本屋で見つけて嬉しかった。今の世の中を小説に反映してるんだなーと思って読んでたら、コロナ前に書いてたとは。なんて荒唐無稽なお話!めちゃくちゃ面白かった!現実の世界のトラブルとリンクするかのように夢の世界でも戦う3人。2009年の新型インフルエンザを下敷きに書いたとあるが、文庫版が出た2022年でもコロナウイルスが流行っているから余計に感情移入してしまった。この本を読んだ今日、安倍元総理大臣が凶弾により亡くなられた。池野内さんが襲われたシーンを読むたびに今日のことを思い出すだろう。やっぱり伊坂氏の本は面白くてほぼほぼイッキ読みしてしまった!少しずつ読もうとしたんだけど。夢の中と現実がリンクしてるとか、面白い!岸さんがなかなかいい味してる!!女性陣も!わたしは全く夢見たとかわからない。夢の中で暴れてみたい!老舗お菓子メーカーに異物混入事件。グリコ森永事件を思い描いたが、そこから全く違う展開。岸、ヒジリ、池野内が揃った辺りから展開が加速する。伊坂さんのスピード感に引き込まれる。新型コロナ以前に書かれた作品だと知り驚きました。今回は現実と夢とを行き来する伊坂ワールド。いつものように楽しめたのは、作者のイメージをより直接的に伝えてくれる漫画があったからかも。  「短期的には非難されても、大局的には大勢を救うほうを選ぶべき」は哲学的な命題で、個人の行動規範となるべきだとは思うけど、「僕にとっては、娘や家族が助からないのなら、意味がない。」が一番明確なモチベーション。共感するというよりもこうありたいと思った。アン・エモーションか。もっと夢パート(といってもどちらかはハッキリしない、ということ自体も!)の考察ができる仕組みになっていたら良いな。私がまだ気がついていないだけで。ヒジリさんの人柄が大変よろしい。きっと伊坂さんが思う魅力的な人の描写が、応援している野球選手への思いそのままに好ましく込められたんだろうなと感じる。主人公は、職場の同僚(確かすごく家族を大切に思っているにこにこした人)のことを思い浮かべながらスッとサッと読んだ。もとは2019年夏刊行の文庫化。2019年冬の新型コロナウイルスパンデミックより前なので、新型インフルエンザのくだりは偶然といえば偶然。だが、そこに作家の嗅覚というものがあるのだろう。本作は伊坂の明るい方のファンタジー。稍々能天気なところがある製菓会社のお客様担当の岸は、人気芸能人の小沢ヒジリと政治家の池野内と知り合う。池野内は、岸と小沢ヒジリのことを夢で知っていたという。あちらの世界で勝利するとこちらの世界の苦境を免れるという。追い詰められる岸があちらの世界での勝利よりも現実に立ち向かう姿は感動的。伊坂幸太郎さんの新刊。本文中の情景を挿絵で描くのではなく、挿絵の中の物語が本文のストーリーに影響を及ぼすという面白い試み。サラリーマンの主人公が色々なトラブルに見舞われる中で、都議会議員や人気若手俳優と知り合い過去に意外な接点があったことや、夢と現実の間に不思議な関係があることがわかっていく。食傷気味になってきた大どんでん返しモノではなく、こういうお話もいいものだな。久しぶりに、本を最後まで読了。伊坂幸太郎にしては、最初、穏やかな感じでスタートした気がしていたが、真ん中あたりから、一気に話が思いもしなかった方に展開。ファンタジーチックな内容もあり、伊坂幸太郎の別な世界を見た気がした。コロナ前の話なのに、コロナに通づるところもあって、不思議な気分。新刊購入。単行本既読ですが、より今の状況に近くなっているような、、、と思ってしまいました。違うことは分かってるんですけど、夢でも戦っている人がたくさんいるのはいいですよねー。毎日小さな選択を積み重ねているのは、もちろんですが、それが戦って得た結果だとしたら、なんだか自信が湧く気がします。夢で戦うのは少し疲れる気もしますが、たまにならいいんですかねー。この世の中で、ちょっとだけ頑張っていこうと思えるようなお話でした。挿入されたコミックパートは字がなく想像に苦心しました。 近未来のSFみたいな話でした。 岸の心の中で反論する性格が惜しいです。 広報課の騒動は読み応えがありました。 部長が典型的な嫌われるタイプで、挑発は苛立ちを超えて剽軽に感じました。 池野内議員もヒジリも、岸よりスター性があってスタイリッシュです。 危機一髪で武器の代わりに投げたプラスチックのグッズを実際に見たくなりました。 善人が夢の戦士に選ばれている気がします。 栩木さんもその1人だったら嬉しいですね。 どちらが現実と夢か分からないのが不気味です。解説でも書かれてるけれど現実か夢なのかどっちかわからなくなるのは怖いけどすごい。またコロナの前にこれを書いたと知り驚いた。 こんな風に夢で見た結果が現実にも起こるというのは嫌だなと思う。気が滅入りそう。 こんな部長が身近にいたら苦労が絶えないだろうなと思い、周りの人を応援したくなる。 もしかしたらハシビロコウは天敵を倒させていたのかもしれないの描写には畏怖を感じた。 法船寺に行ってみたくなった。パンデミックの部分はコロナを彷彿とさせた。 現実にこの小説に書いてあるような事も起こったのを思い出しました。この話は仕掛けも含めて面白かったけど、最後はコロナに引っ張られちゃったなぁ