あの日、君は何をした。大樹が人を殺してみたい欲求に取り憑かれていた事は何となく分かった。 最後に大樹がいづみには知らずにいて欲しいと願っていたのが悲しすぎた

なんとなく、装丁とタイトルに引き込まれて読んだ。序盤、心理描写や会話文から登場人物らにリアリティーが感じられず、自分には合わない作品かな…?と思ったけど、中盤からは飽きることなく一気読み。結末は、いまいち野乃子の旦那と不倫相手を殺害する動機に納得できず…。元々この作品に興味を持った理由は最後に1部と2部がどう繋がるんだろうと知りたくて読んでみました。ですが読み始めるとその結末にたどり着く前から話しの一点一点に常に興味をそそられて気がついたら読み終わってしまっていました。ですがやっぱり自分にとっての1番の見せ所は結末に向けて一見関係無さそうな出来事がまるで蜘蛛の巣みたい絡み合い二つの事件を一つにまとめた瞬間でした。最後に欲を言うと、ある意味話での中心人物とも言える大樹くんの最後に見せられた本性についてのヒントがもっと前に現れていれば嬉しかったです。ずっと気になりつつ積読だった一冊。読み始めても最初は読みづらく感じたけど、中盤からは一気に読めた。どこか歪んでいて少しずつおかしい人が多いので読んでいて楽しくも気持ちよくもない。ただ、そう繋がるのかー!という感じ。お母さんもだけど、大樹も歪んでいたんだなぁ。三ツ矢が淡々としすぎていてちょっと不気味だった。2作目は機会があればかな。どの母も我が子を思い信じる気持ちに嘘偽りはなく それは現実でもそうだ。でもそんな自分を「俯瞰して見る」事が出来れば あるべき自分も家族の立ち位置も 冷静に判断できるのではないか。そうすれば 大樹を苦しさから解放する方法が見つかったかも知れないのに。「信じる」ことの大切さ、「信じる」ために「疑ってみる」技術。視野の広さを問われた気がする。個人的には野々子の母の直線的な母っぷりに拍手。一般のミステリー小説とはちがい、主人公との共通している物語は少なく複数登場人物が出てきてました。 記憶が曖昧な部分があり読み進めては戻りを、しましたが考えさせられる物語になっていました。母親の心理描写、精神崩壊の感じが良かった。 いづみ、野々子とその母、辰吉の母という、個性的な4人の母親(野々子だけは狂人ではない)と三ツ矢刑事のキャラがそれぞれよかった。 15年の時を経た二つのストーリが最後に繋がるものよかった。 大樹の白い紐の意味がいまいちよく分からなかった。そことそこがつながるか〜~~!別作品でも思ったけど、まさきさんの描く母親のバラエティの豊かさ…三世代の母子の歪みとか、それが解かれる期待もある。 いづみにしろ智恵にしろ、母親としての執念には恐ろしさを、息子の潔白を信じながら揺れる気持ちはやるせなさも感じる。ただ、真面目な良い子と信じていた息子にも実は……というのを叩き付けるラスト、殺人衝動があることをいづみは知ることがなくて良かったなと思う。15年前に女性連続殺人事件があった。捕まった犯人は刑務所のトイレから脱走。犯人と間違えられ、職質を受けそうになった男性は駐車中のトラックにぶつかって亡くなってしまった。あれから15年、とある街で女性が亡くなり、殺人容疑にかけられた男性は失踪した。その男性の妻、野々子。野々子の周りで何かが動いている。 結局の所、犯人はトラックにぶつかって亡くなった男性の母親だった。 これを理解するのに時間がかかったのと、引き込まれるストーリーで一気読み。 読む手が止まらなかった、ヒット本。殺人の容疑者と間違われて警察に追われ事故にあい亡くなった大樹。15年後に起きた殺人事件を追う刑事はふたつの事件に関連性を感じる。複雑な話なのにわかりやすくて気持ちが入っていきやすかった。登場する女性(母親)たちの心情もまたとても複雑でちょっと辛い読後感。ある2つの事件が複雑に繋がりだす、慟哭のミステリー。初めは母親としての目線でグッと入り込み、事件をきっかけに徐々に何かがねじれていく感じがゾワゾワとたまりませんでした。登場人物も個性豊かで読み飽きず、最後まで面白く一気読み。大樹くんのお姉ちゃんは幸せに暮らしているかな?異常性とは遺伝するものなのか…そうでないことを祈りたい。導入部分では急に一人称(視点)が変わる時があり、あれ、今は誰目線の文章だ??となり読みにくかった。章ごとに変わるとか1行空けて変わるとかでもなく、第三者目線だったものが急にある人の目線になりまた第三者目線に戻る感じ。最初だけで全体的にはそんな事はなかったけど。結末は予想を裏切られたし作品としては面白かった。三ツ矢刑事のキャラは好き。コンビとしては悪くなさそうだし、田所刑事が開花する所、というか自信を持てるようになる成長を見てみたいと思った。あぁ、、、そういう話なのか。と、読み終えて。 息子の事故死によって人生が狂ってしまった、こんな事になってしまったお母さんの話だけど、そういう気質みたいなものがあったってことなのかな。お母さんは表出していなかったけど、受け継がれてたみたいな。終始暗い流れだから最後は美談で終わるのかなと思いきや大樹くんまさかの‥いやこんな終わり方って。正義の顔した悪魔超人やん、こういう趣向で悩む人もLGBT同様救ってあげられないのだろうか。ルンルンしてるお母さんは幸せの象徴。連続殺人犯に間違われて事故死した大樹。深夜に家を抜け出し、何をしていたのか。もし、事故死していなかったら、大樹がしていたことは、やがてエスカレートして表に出るだろう。そうなったら、母の苦しみは更に深かっただろう。一家離散どころではない。大樹は自分を突然変異と言ったが、そうではなかった。母も同じ。野々子なら「僕のことを分かってくれる」とは、異常な気質のことだったのか。そう考えるとゾワっとする。そんな異常な気質を持って生まれてきたら、どうしたらよいのだろう。破滅しかないのかな。彼の動機は野々子しか知らなくて、それを三ツ矢に話さなかったのは母さんだけには絶対知られたくないって言う彼の気持ちを汲んだからなのかな。狂気の一言で言い表していいのか、息子を突然亡くした母親の悲しみが読んでいてつらい。読後感重め。あの日に君のしたことの真の動機は、野々子の胸の内。三ツ矢と岳斗がたどり着いた真実はそこかぁ。後悔と自責に心を潰され、時間はいずみの心をまったく癒すことがなかったわけだ。結局、一連の事件は誰の心を晴らすこともできずに、不幸の連鎖が生じるばかり。唯一、好き勝手に生き、亮を本当に殺していないのなら、瑤子だけが何の傷も負わないのか。これにはいささか納得がいかぬ。どうでもいい女だけれど、最後になんで孫の凛太の面倒みてまともなことやってんだ?真相にいたる経過はなかなか読ませてくれた。でも、どうにももやもやする読後感。